本部にある美ら海水族館は、「世界初」の試みと「世界1」の施設で沖縄が世界に誇れる水族館。世界初では、ジンベエザメ複数飼育やマンタの飼育があり、世界一では黒潮の海の巨大水槽のアクリルガラスの厚さが60cmもあるのだ。美ら海水族館に着くと、目の前に伊江島が浮ぶ碧い海と空が目に飛び込んで来る。いつ見てもハッとする程美しい。
右上の写真は入り口を、階段の下の方から撮ったもの。海人門(ウミンチュゲート)と言うらしい。 館内は、さんご礁、黒潮、深海と3つのテーマゾーンにわけられている。
黒潮の海の大水槽では、ジンベイザメやマンタやマグロが優雅に泳ぐ姿を目の当たりにすることができる。水槽の正面は高さ8.2メートル、幅22.5メートル、厚さ60センチのアクリルガラスで容積7,500トンあるそうだ。 この大きさなので、ジンベイザメの自然界そのままの垂直餌付けを実際に見ることができる。写真右下がそれ。 水槽に隣接するカフェでは、のんびりと座りながら観察することもできるけど、なかなかガラス際の席の確保は難しい。
黒潮の水槽を真上から見るツアーもある。各回15名の限定なので、早めに整理券をもらうことをお勧めする。
エレベーターで4階まであがると、ぷ〜んと潮の香りがする。 見学する橋の真ん中はガラス貼になっていて水面が見やすいけど、高所恐怖症の方はちと辛いかもしれない。
下の写真は、ジンベエに餌を与えるための棒。空でも結構重くてしなるのだけど、先のカップに2キロの餌をいれると男でもかなりの力がいる。それでも、スタッフには女性もいるそうだ。もちろんこんなものは売ってはいないからスタッフの手作りだ。 なぜこんなに長いのかと言うと、あまり水槽の近くで餌を蒔くとジンベエのヒレとかが水槽の縁に当たってケガをしたりするかもしれないからとのこと。三匹のジンベエは餌を食べる場所もきちんと決まっているそうだ。
左上は、サメ類を捕獲したり移動させる時に使うサメ運搬用キャンバスシート。その隣は、水槽のアクリルガラスの断面。世界一の厚さは60cmもある。写真をよく見ると分かると思うが、いくつか筋が入っていて、これは4cmの厚さのアクリル板を15枚貼り合わせて60cmの厚みにしているからだ。水槽を正面から見ていても貼ってあるとは全く分からない。水槽内の魚はレンズ効果で大きく見えるんだとばかり思ってたけど、今日の解説ではほぼ同じ大きさに見えるようになっているそうだ。
ジンベエが餌を食べるところは、いつ見ても迫力あるなぁ。
他にも見どころはたくさんある。 写真中段右は、ガーデンイールというアナゴで、砂地の穴から体を出しゆらゆらしてる様がユニーク。 エントランス前には、写真下のような遊具があって子供に大人気だ。
美ら海水族館公式サイト
海洋文化館は、海洋博記念公園内にあり 、アジア・太平洋地域を中心とする海洋文化の成り立ちとその歴史、海を通じて運ばれた文化の伝来と発展、それら民族相互の交流の姿などを数多くの展示物を通して知ることができる。
海洋文化館は、中央エントランスからが近いが、美ら海水族館からトリムバスを利用することもできる。
海洋文化館は、かなり見応えのある素晴らしいものだ。 海と人間のさまざまなかかわりあいを物語る展示品が1000点以上あるそうだ。展示方法や解説文がやや難しいとこもあるけど、入館料170円はお得。 ぜひ、一度は見てもらいたい。
海洋文化館の公式サイト
この先にある熱帯ドリームセンターも必見! 海洋博公園にある熱帯ドリームセンターは、1,700種を超えるランの花やエキゾチックな植物、珍しい熱帯果樹などが見られる。
バベルの塔みたいな遠見台へは階段でもエレベーターでも登れる。 ここからは伊江島はじめ海が一望できる。
私のお気に入りは回廊・アフリカゾーンかな。 写真は遠見台の屋上から見下ろしたところ。 コロネード(回廊)は、外周の直径50m、天井までの高さ約6mあり、開園時に比べると木々の葉も良く茂って涼しい木陰を作っている。ガラス屋根の庇があり、アフリカのバオバブや熱帯花木が植えられていサバンナの雰囲気。 とにかく気持ちのいいスペース。 ここには以前はレストランがあり、今は施設として残ってはいるけれど軽食のみ。タコライスとナポリタンとワッフルに飲み物しかないのは残念。総じて海洋博公園は飲食に関しては貧弱なのは否めないなぁ(美ら海水族館入り口にイノーという景色のいいレストランはあるんだけど、ここからは、遠いし) 写真右下は、このレストランの窓際の席からの眺め。ここと回廊のサバンナでのんびりとお喋りしたり読書するのは贅沢だと思う。
園内では様々なランや熱帯果樹を間近で見られる。 上の右は、トックリキワタで、原産はアルゼンチンやブラジルの南米で、高さ15mくらいになる落葉の高木。幹がふくらんでトックリのように見え、木肌には鋭い刺がある。 9月から12月頃にかけ濃いピンクの花を咲かす。 遠くから見ると桜のように見えることから南洋桜とも呼ばれるらしいんだけど、無理したらそう見えるかなぁ。
で、春になると実がはじけて中から綿が出て、真っ白な花が咲いたようになるんだけど、これが結構不思議というかおかしな光景だったりする。ここのトックリキワタはとっても幹が太いね。 まだまだ紹介したいところはあるんだけど、是非ゆっくり時間をとってじっくりと見て欲しいと思う。
熱帯ドリームセンターの公式サイト
財団法人 海洋博覧会記念公園管理財団 海洋博公園管理センター
〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町字石川424番地
TEL:0980-48-3748 FAX:0980-48-4444
■美ら海水族館公式 ■海洋文化館 ■熱帯ドリームセンター
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