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ブログに掲載した記事の中からお勧め情報を整理し加筆訂正したものを掲載しています。

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ピンザブラン

ピンザブランは、中城村で作っている沖縄唯一の山羊のチーズ、シェーブルのこと。牧場主の新城さんは宮古の出身で、ピンザは方言で山羊のこと。ブランはフランス語で白の意味でその名の通り真っ白なチーズ。若い時は、爽やかな酸味があり、熟成するとカマンベールのように中はとろりとしてくるので、熟成の過程でいろんな味が楽しめる。1日に搾乳できる山羊のミルクは、牛の1/20位の2リットル程度しかない貴重なものだけど、さらにチーズを100g作るにはミルクが1リットル必要になる。山羊のミルクは母乳に近く、アトピーの人でも飲めると評判だし栄養価も高いのだ。このチーズは、第29回沖縄の産業まつりで奨励賞を受賞した他、2006年度の商工会フェアで最優秀賞も受賞している。
新城さんは、元々、建設業の社長なのでこの牧場の施設も彼の手作りで、いろんなアイデアが工夫されている。牧場は息子さん、ミルクの製造は奥さんと娘さんに任せ自らはチーズ作りに専念している。なにしろ一から始めたために、たくさんの苦労があったそうだ。中でも、保健所で製造許可を得るのは、沖縄で初めてなのですごく大変だったらしい。特にカビに関して、なかなか理解してもらえなかったそうで、いろんな文献を持参して理解を得たそうだ。

そんな努力が実り、このチーズは、第29回沖縄の産業まつりで奨励賞を受賞した他、2006年度の商工会フェアで最優秀賞も受賞している。生産量が少ないので多くの販売店で売っている訳ではないのだけど、那覇市内のイタリアンレストランやフレンチ、ホテルなどで食材として使われていて好評だ。はごろも牧場のサイトではたくさんのかわいい山羊たちを見ることもできるし、ミルクやヨーグルト、それにこのピンザブランも購入することができる。

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