これが、天地のつまみの基本スタイル。

ほんのり甘い梅干し、ちょっぴりビリっとした歯触りのいいセロリの浅漬け、柔らかな八重山かまぼこ。

どれも控え目な味で泡盛を飲みながらつまむにはもってこいの逸品ではある。

 さて、上の写真にも写っている、ランチョンマットは、ミンサー織ですが、
店主代理の弁によると・・・

「天地」のカウンターに敷いてあるランチョンマットは、ミンサー織です。
「ミンサー」350年前から沖縄で織られて来た腰帯の呼称です。

 この帯は島の美童達がいとしい人の為にその愛を受け入れる「心の証」として織り上げ、その男性へ贈ったと言われているロマンいっぱいの織物です。
 特徴は五つの絣と四つの絣の繰り返しで成り立っており、これは「いつ(五つ)の世(四つ)までも永遠にあなたへの愛は変わりません。」という恋人への不変の誓いを表わした織物だと言われています。 

 当時は男性が女性の家へ通う「通い婚」で五つと四つの絣の両端にむかで(百足)の足に似た模様を入れ「足繁く私の所へ通って下さい。」という様な意味が込められています。
 

 アベックには、このいわれを必ず話します。
 なんてロマンチックな店主代理なのでしょうか。