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ブログに掲載した記事の中からお勧め情報を整理し加筆訂正したものを掲載しています。

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そばーじゅ

そばーじゅは、那覇市の泊小学校の近くにあるフレンチレストランというかビストロと言った方がいいのかな?こぢんまりとしたステキなお店。 ランチは何度か来たことはあるんだけどディナーを初めていただいたのは、チーズ教室のメンバー7名で利用した時のこと。

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まずは、フェラーリのロゼで乾杯。すっきりとした甘さで美味い。 それから山原の鴨のローストと写真では裏に隠れて見えないけど砂肝とハツ。う〜、これは絶品。肉もうまいけどハツと砂肝が特に美味い。空きっ腹に拍車をかける美味さ。 次は、島ニンジンのムースゼリーよせ。イクラとウニが中にはいっていてこれも超美味。

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オマールエビの鏡仕立て。かぶを鏡に見立てたんだそうだ。 かぶの下にはこれまた美味〜いオマールが・・・。 しかも頭部のグラタンまで!これがまた絶妙な味付けで、どうしたらこんなに全部がこんなに美味いんだろう?殻もバリバリ食べれてしまう。

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さざえのグラタン香草バター。これもなんとも言えない味。細かに切ったさざえとトマトの食感がいいし。肝も抜群! テットドフロマージュは、豚の頭の中の肉をこそいでテリーヌにしたようなものなのだけど、食べるとにこごりが口の中で一瞬にして溶けてなんとも言い難い爽やかな酸味を伴ったジュースみたいになってこんなのは初めて食ったな。これが今回の中で一番印象に残ったくらい。これはすごいなぁ。 白身魚とたたみイワシのミルフィーユ。それまでの料理に比べるとかなり力強い味付けでインパクトがある。緑のソースはホウレンソウ。

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たたみイワシは上にのっかってるものでイワシの稚魚だっかな? 確かによくみたらそうだ。初めて食べたかもしれない。 口直しのシークヮーサーとオレンジのグラニテ。これはすっぱぁ〜いい。確かに口の中がリセットされた。

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これが、メインの仔羊。ジューシーで美味い。さらにこれでもかという感じの濃厚なソース。実は塩とコショーとかのシンプルな味付けででしか食べてこなかったのだけどこれは美味い。 それとチーズは、もちろんはごろも牧場のピンザブランと、カステルマーニョにアズィアーゴ・ストラベッキーノ。もうお腹いっぱい。 最初にランチに来た時もびっくりしたけどデザートはワゴンに載せられて運ばれて来た中から2品を選べる。 私が食べたのはバナナのとチョコムース。 オーナーシェフの末吉さんは、意外と気さくでお話好きな方だった。

この時に美味しくて感激したので、2回目は、三水会と言う模合で7名で利用してみた。

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最初は田舎風パテとバルサミコソース。ねっとりしていてバルサミコソースとの相性もとてもいい。 ジェノベーゼソースがとても鮮かでアジとの対比も美しいカルパッチョというより刺身。付け合わせのキュウリやさやえんどうも美味い。

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友人に教えてもらったんだけど、ワイングラスの外園部の色を見ると若いのかそうでないのか分かるそうだ。色が紫色してると5年以上たってるんだったかな? スープは、多分伊勢えび。すごくいい香りで濃厚な味。

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タマンのパイ包み。これはびっくりする程美味かった。 正に、タマンの旨味を完全にパイの中に閉じ込めたって感じで、フレンチでこんなに美味い魚料理を食ったことはないくらいだった。 ソースも美味いし、すごく洗練された料理だなぁと思った。 左したは、隣のカップルの女性が誕生日だったらしくて、バースディケーキなんだけど、なんとも美しい。私達も一緒にバースディソングを歌ったり(^^

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メインはステーキ。これがまた美味かった。肉じゃないような味と言ったら変だけど焼き加減もすごくいい感じ。聞いたらオーストラリア産の牛肉なんだそうだけど、こんなに美味く料理できるんだなぁ。 最後は、いつものように大きなワゴンでサーブされるケーキ類。一人2種類選べるので今回は7名なのでいろいろ試すことができて幸せである(^^ コーヒーも美味いし、いっぱい食べたパンも美味い。 なんとも幸福な夜だったな。

3度目は、お店を借りきって18名でチーズ教室のメンバーでパーティ。末吉シェフの作る料理はいつも食べる者に驚きと満足を与えてくれるので今度は何だろうと楽しみ。さすがの末吉シェフも18名ともなるとスタッフ2名ともども大忙しだったと思うけどとてもスムーズなサービスには感心させられる。

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最初はシャンパーニュ。ボーモン・デ・カレイエール・グランド・レゼルヴ・ブリュットで、すっきりとした辛口で美味い。最初の皿は、オマールエビのクレープ包み。中を開けるとパパイヤやエビのミソのソースがかかっていてワクワク。食べるとオマールエビがプリプリでパパイヤやミソの甘みと合わさってすごく美味い。もっともっと食べたい感じ。2皿目は、牡蛎のポロネギ載せ。フランスでも生牡蛎が苦手な人がいて、そういう人のためにほんのりと熱を加えた料理だそうだ。ポロネギを載せたのは末吉シェフのアイデア。塩もコショーも使っていないシンプルな料理だけど牡蛎の汁ごと食べると至福の味だなぁ。もう3個くらい一気に食べてみたいと思わせてくれる。

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3品目は、ランド産のフォアグラのテリーヌ。これまたすごい。フォアグラもコクがあってすごく美味いのだけど、コンソメのテリーヌが旨味が凝縮されていてすごい味だ。コンソメは1/10まで煮詰めさらに、ポルト酒やマデラ酒などを加えさらに半分に煮詰め、最後に野菜と卵白であくをとって仕上げる大変な手間をかけた逸品。その次は、平目のブレゼ、ホタテのムース載せ。ブレゼとは、蒸し焼きのことだそうだ。廻りのスープはワタリガニ。本来ならボールに入れて浸かった状態で出したかったそうだけど、今回は18名もの大所帯なのでさすがに食器が足りなかったと恐縮されていたけど、味はとてもいい。ソースにパンをつけて食べるとまたこれが美味いのだ。 ワインは赤と白。白は何だったのか聞かなかったのだけど、赤は、マイアーナ・サリーチェ・サレンティーノ・ロッソ。イタリアブーリア州 ネグロアマーロ、マルヴァジア、ネーラ種使用のミディアムボディ。聞いたことのない品種だけど、香りがちょっと変わっていて、バランスのとれた飲みやすいものだった。白もすっきりとしていい感じ。 ここで、舌休めのグレープフルーツのグラニテ。爽やかな酸味。 all_03_061205_sova.jpg

ここまでは、いつもに比べると量的には少ないかなぁとも思ったりしたのだけど、メインの仔羊のパイ包みは、いきなりヘビーなボディブローをくらったような力強い一品。仔羊には、フォアグラとトリフュと木ノ子まで入っているのだ。マリアカラスが愛したメニューなんだそうだ。ramu01.jpg私的には、ここまで凝ったものより、去年食べた時の仔羊(右の写真)の方が肉らしくて好みだけど、これも火の通し方も絶妙で美味い。甘みのある濃厚なソースもあいまって力強い。これもソースをパンでぬぐって食べるのだけど、今日はたくさんパンを食べたなぁ。 この時点でお腹は急に満腹に近くなったのだけど、さらにチーズ教室らしいチーズプラトーが登場。パンの右から時計回りに、ヴィニュロン・コンフィチュール・フランボワーズ、トメット ド シェーヴル ボージュ、トム・オ・マール・ジュラ、フルム・ダンベール、ギャルソンチーズ工房のシェーブルの1カ月熟成と2カ月のものの6種類。チーズのことは、チーズ教室の方に詳しく書いたのでそちらを読んで欲しいけど、いづれも美味かった。特にシェーブルは素晴らしいと思う。
最後のデザートは、主催の国場さんリクエストのリバーブ(西洋フキの茎)のタルトとフロマージュブランのプリン。タルトはサクッとした食感と爽やかな酸味がよく、プリンはねっとりとしたコクのある味。プリンをタルトにのせて食べてもいける。そしてコーヒーと大満足でお腹一杯の夜だった。 あ、ここのお水はとても美味くて料理の口休めにもすごくいいんだけど還元水を使用しているとのことだ。料理は美味いのに水が美味くない店がたまにあるけど、料理を食べれば食べる程に水の味ってよく分かるものだから大切だよね。

in01.jpgそばーじゅ
住所:〒900-0012 那覇市泊2-9-7 電話:098-863-3731
営業:11:30〜13:30(LO)18:00〜21:15(LO) 定休:月

そばぁーじゅは、正確には、「ば」は「う」に点々を打つのが正しい。だから、そう゛ぁーじゅと書かないといけないんだけど、ちょっと難儀な名前ではある。